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127 再び辛いことが起きないために

リオオリンピックが始まり、1日遅れて高校野球が始まり、首位が10ゲーム差も開いていたプロ野球セ・リーグも何だか面白くなってきて、楽しみが増えているはずなのですが、何を見たらよいのか分からず、どれも中途半端観戦になっているGuoぱんだです。

余談ですが、中日の谷繁監督が休養することになったとか…

責任をとって…ということのようですが、そもそも谷繁監督に問題があるというよりも、もっとずっとずっと前に “俺流” とか言って若手育成をしていなかったツケが今出てきたんじゃないですか?と思うGuoぱんだ。一時期チームが強かったのは、すでに出来上がっていたベテランの力かなと思うし…

チームが強い時でも、並行して若手育成もしていかなければいけないのですよ!

これはプロ野球に限らずどんな世界にも共通していることだと思いますが…

…この件についてはまだまだいろいろ思うところはありますが、これ以上はとんでもないことを口走りそうなのでやめておきます。

ちなみに以前も言いましたが、Guoぱんだは巨人ファンですm(_ _)m

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どんなに安全に配慮していても、お預かりしてる大切なお子さんが怪我をしたり、トラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

保育者としては、こんなことが起こるとショックを受けたり、場合によっては自分を責めるということもあるのではないでしょうか。

そういう思いになって周りがみえなくなってしまう気持ちは理解できますが、痛い思いや辛い思いをしているのは当事者の子どもであり、心を傷めるのは保護者の方です。

ですから、万が一、起きてはならない怪我やトラブルが起きた時には、保育者が速やかに且つ適切な対応をしていくことが要求されるわけです。

 

このようなことが起こると、“事故報告書” というものを書きます。

事故を報告する書類ということですので、これを書くと自分の評価が下がるから書きたくないという保育者がいるのも正直なところです。

こんな思いを持つ人は「私はその場にいなかった」「私は気をつけていたけれど…」と逃げようとしたり、たとえ記入したとしても子どもたちの過失として処理しようとする一文を入れて書類を提出するので、残念でなりません。

本来 “事故報告書” は、保育者の評価を上げ下げする材料として使うものではなく、今後の安全対策を万全にしていくための資料としても使用されるものです。

たとえその場にいなかったとしても、園内でそのようなことがあり得るのであれば、園全体で対応策を考えていかなくてはいけないのです。

 

 

以前、4歳児クラスを二人で担任していた時、事故報告書を書くことが続きました。

突き指とか、足をいつの間にか挫いたとかいう小さいものではありましたが、怪我は怪我ですので、二人で頭を悩ませながら事故報告書を書いていました。

そんな中、若いY保育士が「どうしてうちのクラスはこんなに事故報告書ばかりなんですか?私たちが子どもたちを見ていないってことなんですかね?」と悩みながら質問してきました。

Guoぱんだは「いや、むしろちゃんと見ているからこそ、普通だったら見逃してしまう小さい怪我も気づけているんじゃないの?気づかずに家に帰って子どもたちが傷ついているのがわかったら、悲しいのは保護者だし、それまでずっと子どもたちは痛みに耐えていたことになるよ。そうならないように対処できている、子どもたちの姿が見えていると自信をもとう」と答えました。

現に、他のクラスでは、子どもの怪我を見逃して帰宅させてしまい、ご家庭から苦情が入るということがたくさんありましたから…

 

 

事故や怪我、トラブルは起こらないものではありません。

むしろ園でも家庭でもその他様々な場所、どこにでも起こり得るものであると捉えることの方が正しいのではないでしょうか。

ですから、それが今後大きな事故につながらないように、また未然に防ぐことができるようにすることが、保育者にとって必要なのです。

二度と子どもたちや保護者に辛い思いをさせないためにはどうしたらよいのかを、事故報告書や反省、見直しを通して、誠意を持って考えていきたいです。

そしてそれが、いざという時のマニュアル作りにも繋がってくるのですが、その話はまた機会があれば…