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130 “ありがとう” と “お・も・て・な・し” のココロ 後編

Guoぱんだです。

早くも夜中は起きていられなくなり、日中の録画でオリンピックを楽しんでいます。

なので、いろいろなことが滞っています…

オリンピックは前半の競泳、柔道などがほぼ終了。体操も残るのは種目別。

話題も豊富なので、ニュースをみていても飽きません。

多分誰しも感じていると思いますが、柔道は金メダルありきなので、銅メダルでは全く喜べずかわいそうだなということ。

以前までの日本だと、金メダルを望む傾向が多かったので、「金メダルでなくてすみません」と謝る選手たちに違和感と気の毒さを感じたものです。

最近は一生懸命さや感動度、やりきり感などが評価される傾向があるので、そんなに悲観的にならなくても…と思ったり、そこまで落ち込まれるとこっちまで悲しい気分になってしまう…と思うこともあります。今日、銅メダルをとった山部選手は素直に銅メダルを喜んでいたので、最後に救われましたが。

勝つことが強さの証明の競技ですから仕方がないのかもしれませんが、もっと胸を張っていいし、喜んでいいし、肩の力を抜いてほしいと感じます。

Guoぱんだのような運動神経の乏しい人間からすると、そこにいることが素晴らしいことなとですから…

と言いながらも、体操で金メダルをとると、大喜びしてしまうのも事実です(^_^;)し、地元の人が出てくるとより気持ちが入ります。

卓球は地元感情移入もありますが、あんなに白熱する競技だったとは知らなかったです。

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さて、昨日のつづき。

二つ目…

職場に監査が入った時のこと。

監査員の少々強面の男性が、園で食事をしていかれました。

お箸は割り箸を使おうということになりましたが、園にはコンビニで弁当を購入した時にもらえる割り箸しかありませんでした。

さすがに監査員の言うなればお客様に箸袋もないこのコンビニ箸か!?ですし、わざわざ購入するのも…ということでGuoぱんだが思いついたのが「箸袋を自分で作ろう」でした。

もともと客寄せの多い家庭で過ごし、家庭でも同様のことをしていましたので、折り紙の箸袋の作り方を思い出して作成し、飾りをつけて食卓に並べました。

強面の男性監査員は食卓につくと、すぐに割り箸に気づき、Guoぱんだに「これは手作りですか?」と声をかけてくれました。

そして「これこそ “おもてなし” ですね」と嬉しそうに箸袋をみつめ、その箸袋をお持ち帰りされました。

 

たったこれだけのことです。

こんな小さな気遣いに気づく、またさりげなくそれに対して賞賛の声をかてくれた俗に言う偉い監査員の男性に、心の豊かさを感じました。

なかなかこのような人はいませんが、日常の生活の中で流してしまえば流せるような出来事にきちんと気づいてくれる人は尊敬できる…とGuoぱんたは思うのです。

 

 

以前も綴りましたが、『とと姉ちゃん』の東堂先生の「ささやかな心掛けが小さな幸せを生む」という言葉がとても印象に残りました。

そして、“おもてなしの心” “感謝の気持ち” も同様に人の心に届くものであると実感します。

ささやかな心掛けやおもてなしや感謝は、わかる人からみれば、大きな目立つ行為やもてなしもどきよりもずっと心に届くものであり、気持ちも豊かになるものなのだと思います。

そしてそれに対して言葉や態度などの反応をもらうことで、もらった側も気持ちが豊かになり、声をかけてくれた人の素晴らしい人となりもわかります。

 

元職場で近年、心掛けやおもてなしの心、心遣いや感謝の気持ちが持てないベテラン保育者をたくさん見る機会がありました。

俗に言う偉い人にごますりをしたり媚びることは上手なのに…です。

偉い人に…ではなく、子どもたちや共に働く職員にも心を向けることで、子どもたちや職員の生活がもっと豊かになるのではないかと思うと、今の殺伐とした保育現場に心が痛くなります。

保育の中で伝えたいことは何?と問いかけても、それを考える余裕さえないのでしょうか?

余裕がないからこそささやかな心掛けやおもてなしの心、感謝の気持ちに気づくことで、保育者自身も心豊かになれるのではないかとGuoぱんだは考えます。

 

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