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179 自分の仕事の辞め時を考える

長く仕事をしていると、反面教師的な人と出合うこともありますが、恩人と呼べるような方と出会うこともあります。

 

保育士になって二年目、2歳児クラスの複数担任の中の一人、8歳年上のE先生とは、今も年に一回ではありますが、年賀状のやりとりをしています。

E先生は随分前に仕事を辞められてしまったので、年賀状が唯一の情報交換の場です。

 

E先生は、現場で一緒に仕事をしている時からGuoぱんだの心に残る言葉を掛けてくださる先生でした。

一番印象深いのは…

若い時には子どもたちから病気をもらうことも多く、体調が悪いのを隠して仕事をしていることが多くありました。

一度、熱でフラフラして、調乳室で倒れそうになっているGuoぱんだを見つけ、いたわるどころか「体調が悪いのを隠して仕事をしていたら、自分が困るのではなくて周りの子どもや職員に迷惑がかかるんだよ。早く帰って治してきなさい」と厳しい声かけ。

この声かけがきっかけで、Guoぱんだは自己の体調管理の大切さと、仕事の厳しさを学び、異常なまでの体調管理に徹するようになりました。

 

さて、年賀状のやりとりをするようになってから、E先生は超能力者のような一言を年賀状に書いてくれるようになりました。

体力的に厳しいな〜と思っていると…『頑張りすぎていないですか?息抜きも必要だよ』

仕事がきついな〜という時期には…『任されることも多くなるだろうから体調に気をつけてね』

職場に疑問を持ち始めた頃に『入り込んでしまうと難しいかもしれないけれど、辞め時があることを忘れないでね』

このE先生の “辞め時” という言葉が、千代の富士の引き際の潔さ同様、それからずっと心の中に残りました。

119 人生のテーマについて気持ちの整理をしてみました… - ワク*2 ドキ*2 ◯◯*2 保育士MEMO

Guoぱんだの 仕事の “辞め時” とは一体いつなのか…

それからの10年、E先生の言う “辞め時” を常に意識しながら仕事を続けていました。

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そして、運命の日…

信頼していた上司の裏切り行為と、反面教師の元上司の嫌がらせに、もうこの職場にはついていけないなと思った瞬間に、E先生の言葉が浮かんできたのです。

「今が辞め時だ!」とその瞬間で退職を決め、次の出勤日に直属の上司である園長に退職を願い出ました。

 

多分、E先生の言葉がなかったら、Guoぱんだは相当悩んで、精神的に潰されて、今こうしてヘラヘラしながら生活などすることが出来ない状況に追い込まれていたに違いないと思います。実際、たくさんの方(マッサージ店のスタッフさん、美容院のスタッフさん、友だち、近所のおばさん、いとこたち、ハローワークの方など)に「自分がおかしくなっていることに自分で気づけるうちに仕事を辞めて本当に良かったね」と言われます。自分ではそこまでは気づいていませんでしたが、相当周りは心配していたようですね。確かに分厚かった髪の毛が地肌が見えるほど薄くなり、爪はちょっとしたことで剥がれたりわれたりしてボロボロ。疲労度は酷く布団に入る力さえ残っていず畳や床の上で寝る。1.2時間風呂の中で寝てしまうこと度々でさすがに4時間寝てしまった時には死を予感しました。子宮は腫れ上がり、肝臓の数値もおぞましいもの。一日5食くらい食べていました。もう人間の生活ではなかったです。

Guoぱんだの仕事の辞め時はこんな感じでしたが、きっと仕事を辞める時には人それぞれに何かしらのきっかけがあるのだと思います。

辞め時などなく、仕事が続けられることが本当は理想である、ということが前提ですが…

 

今年、E先生への年賀状には『仕事辞めました!!』と報告をしました。

来年どんな返事が来るのかな〜とちょっと楽しみなGuoぱんだです。