長く保育の仕事をしている中で、海外から日本に来られた方のお子さんをお預かりすることも多くありました。
ブラジルから来られた方の多い地域の保育園で、多くのブラジルのお友だちと過ごしていた時のお話…
昨日の記事にも綴りましたが、Guoぱんだは日本語しかわかりませんし、頑なに日本語で処理しようとする人間です。
でも、このような多文化の園で過ごすことによって、ポルトガル語の歌を覚えたり、数の数え方、覚えられる限りの単語を声に出すことも出来るようになっていました。
そんな時に起きた悲劇です。
2歳児クラスの2人のブラジルのお友だち、KくんとTくんと早番の時間に遊んでいました。
ままごとをしていたので、自分のクラスでも昼食の時によく使う食べ物の名前を羅列してGuoぱんだも参加。
「Tomate batata maçã morango ta bom?」(トマト、じゃがいも、リンゴ、いちご、これでいい?)と言ったつもり…まさに単語の羅列(^_^;)
するとKくんとTくんは顔を見合わせ、目をキラキラさせてGuoぱんだに流ちょうな(生粋のブラジルの子どもたちなので当たり前だが)ポルトガル語で話をしてくるではありませんか!!
「あ??」まさか…君たち…誤解…して…ますね???
「おーームリね。はなせないよーわからないからーこれいじょうはゴメンナサイ…」
ありとあらゆるできないアピールをしました。
KくんとTくんはウンウンと頷き(心が広い)、また何事もなかったかのように遊び始めましたが、焦ったGuoぱんだでした。
この時の教訓…
知ったかぶりは自分を窮地に陥れることがある!身の丈にあった生活を心がけよう
です。
…でも、こうも思いました。
KくんとTくんが対等に話をしようとしたということは、ポルトガル語の発音が良かったってこと?
( ̄▽ ̄)フフフフフ、意外に才能があったりして…
…いかんいかん、こういう色気が自分を窮地に陥れることになるのだよ!!
気をつけよう。
ということで、外国語に対し、更に冒険心がなくなっていくGuoぱんだなのでした。