言葉を使うのもなかなか難しいなと思うことがあります。
良かれと思って使っていても、??ん?となる言葉…
以前の職場で仕事をしている時の話。
Guoぱんだは保育の現場ではなく、事務所で座り仕事が主な仕事になりました。
事務所でパソコンに向かっていたり、書き物をしていたりする時に現場の保育士が来てこう言うのです。
「お仕事中スミマセン」
…わかるんですよ。
何だか怖い顔をして、書類やパソコンに向かっている上司への気遣いの言葉だって…
外部の人が「仕事中にスミマセン」というのはわかります。
でも、Guoぱんだはあなた方と同じ保育園が職場であって、保育をしている時も、その辺を移動している時も、掃除をしている時も、パソコンや書き物をしている時も、同じように全て “仕事” をしているのです。
そう思うと、このたわいもないであろうたった一言の声かけがすごく気になります。
ずっと仕事中ですが?…と。
…書き物をしている時だけが、気遣いしなければいけない仕事なの??
捻くれて捉えると、書き物をしていないと遊んでるってこと??
保育中だって声をかけてほしくない状況の時はありますし、何かの目的があって移動しているのだとしたら声かけは迷惑なこともあります。
廊下を移動中に「お仕事中スミマセン」と声かけをする人間はいないのです。
なんの前触れもなく突然話し出す人がほとんどです。
ひどい時には「せんせーい!!暇ならこれお願いしていいですか???」…いや、目的があってここを通っているのですが??みたいな…
事務所で仕事をする人間にとって事務所以外の場所にいたら仕事をしていることにはならないのか?
こんな話を別の園の同じ立場の人に相談すると…
「それはその人たちの思いやりなんだから、そんなことにこだわる方がおかしい」と言われました。
…いや、本当に思いやりならば、より言葉は選んでほしいのです。
ある一部のシュチュエーションだけへの思いやりの声かけはおかしいと思うのです。
そして何より、社会人としてあまりにも言葉の数が少なくないですか?
なんでも “仕事” で片付けないでほしいのです。
「保育中に申し訳ないです」「書き物中にスミマセン」「今、話しかけて大丈夫でしょうか?」「今、時間ありますか?」「手を止めて申し訳ありませんが教えてもらいたいことがあるのでいいですか?」などなど、単純に “仕事” を使わなくても気遣える言葉、相手を思いやる言葉はあるのです。
…これは上司と部下の関係だけでなく、同じ立場同士や部下と上司の関係でも同様のことが言えると思います。
けして上から目線で見て…ではありませんので誤解のないよう。
少し言葉を整理するだけで…
少し言葉を選ぶだけで…
少し言葉を豊富にするだけで…
思いやり、気遣い(心遣い)の幅がより広がるようにGuoぱんだは思うのですが、どうでしょう。