Guoぱんだは毎年ヒヤシンスの水栽培をしています。
保育園などでもそのような機会を設けたりすることもあります。
水栽培をすることで根っこの様子などを観察できますので、絵にしてみるのも面白いかなと思います。
今回は以前綴った記事を少しだけアレンジしての記事です。
『描かせる』になってしまうと、苦手意識を出してしまうお子さんもいますので、誰でもできるこんな方法での絵画はいかがでしょうか?
用意するもの
水栽培用ポット型に切った画用紙(上になる部分の方に一本線を入れておく)
球根型き切った画用紙(裏には両面テープもしくは糊を用意しておく)
クレヨンまたはクレパス
描き方
①ポット型の画用紙に球根を貼り付けるこの際、水栽培を始めた時のことを思い出して、水を入れる真似をしたり、球根の置き方を思い出して進めるといいですよね。線は球根を置く台のイメージです。
②球根を置いたら、ニョキニョキ根っこが出てきます球根から根っこが出てくるのを絵でも表現します。ニョキニョキなど、声を出しながら描くと球根の気分になれるかな?
③名前も忘れずにつけます(この年はレッドくんでした)
絵に苦手意識のあるお子さんも、根っこという『線』を描くだけですから、安心して活動できると思います。
描かせるのではなく、描きたい、やってみたい、やったら自分にもできた…
できた嬉しさを感じることができるようにしてあげたいです。
その気持ちが次に繋がります。
ちょっとだけ保育者が手間をかけることで、活動は格段に有意義なものにもなり、楽しめるものにもなります。
子どもが描きやすい、乗り易いものを予め用意することで、活動もスムースに流れるようになります。
描こうしない子に必死で声かけをする尋常ではないパワーを考えると、画用紙をカットして活動しやすいように用意する方がパワーを使わないと思いませんか!?
それには先ほども綴りましたが、多少の保育者の手間が必要になります。
このやり方だと保育者の準備が面倒だという方がいますが、そういう部分を面倒と捉えてしまったら保育の仕事なんてほぼ全てが面倒な作業ばかりではありませんか?
そんな何でも面倒がる保育者の方にお伝えしたいのは、絵が苦手な子に色々な手を使ってそれなりに “絵を描かせなければならない” 大変さを考えれば、ちょっと保育者が手間を加えるだけで、活動中に大人も子どももフラストレーションがたまらず楽しく活動出来るのですから、かえって楽なのではないかと思うのですがどうでしょう。
それでも面倒…というようであれば 『誰のために保育していますか?』 と問いかけたいですが…
苦手意識を子どもたちに更にすりこむことは避けたいですし、保育者が楽しまなくては魅力的な活動もその魅力が半減してしまいます。
さて、次は芽が出て葉っぱが出て茎が伸びて花が咲くわけですが…
それはまたその時期に紹介します。
ちなみにこのヒヤシンスの根っこの絵はまだ未完成ですから、くれぐれもお持ち帰りをしないように注意してください。