何気ない日々の生活に保育のヒントを見つけたい!

子どもたちと一緒にドキドキ!ワクワク!〇〇〇〇!していますか?

8 大好きな先生

桜の花も散って、桜の木には緑の葉がでてきました。

今年桜の花の横を通って、薬も効かない強烈な花粉症に悩まされたGuoぱんだです。

来年から桜の季節が不安です・・・

 

 

賑やかな4月。

この時期の保育園はたくさんの泣き声が聞こえてきます。

このままずっと泣き声がなくなる日なんてないのではないだろうかと錯覚するほど賑やかです。

新入園児が園に慣れて落ち着いてきたかな?と思うと、今度はそれまでちょっと我慢していた在園児たちの出番です。

登園時に泣いてみたり、昨日までできていたことが急にできなくなったり・・・ 一通りやってみて自分の居場所をみつけます。

そしていよいよ新しいクラスでの活動の始まりです。

新しい環境に不安なのは新入園児だけではなく、一つ大きいクラスになった在園児も同様です。

新入園児だけでなく、在園児の子どもたちにも心を向ける時間を作っていきたいですね。

 

さて、在園児にとっては前年度担任をしてくれた保育者はしばらくの間、心の拠り所になります。

大人はある程度、担当クラスを割り切ることができますが、(余談ですが、たまに人気者気取りになり割り切れないタチの悪い保育者がいます。こういう場合子どもはさほどこだわっていないので、あまり気にしないようにしましょう。気にするだけ損します)子どもたちにとっては今まで一緒に過ごした大好きな保育者は新年度クラスが変わっても好きなことには違いはありません。

 

Guoぱんだが前年度受け持った子どもたちが新年度、年少クラスになりました。

Guoぱんだは持ち上がりではなく、二つ保育室が離れた年長クラスの担任となりました。

新年少クラスのSちゃんとRくんは、前年度のクラスの中で特にGuoぱんだにくっついていた二人でした。

持ち上がりの職員はいましたが、Guoぱんだのところにきては年長児の保育室で過ごすことがしばらく続きました。

最初は年長児も「Sちゃん、Rくん、あっちで先生が呼んでるからクラスにもどろうよ」と声かけしたり、手をつないでは優しく本来のクラスに誘導していました。

しかし、1週間経ってもGuoぱんだから離れる気配のないSちゃん、Rくんにとうとう年長児が爆発をしました。

「ねえ、Sちゃん、Rくん。あなたたちの先生はあっちにいるでしょ!!Guoぱんだ先生は私たちの先生なの!!もうあっちへいって!!」

小さい子になんてことを言う年長児なのかと思われるかもしれませんが、Guoぱんだは黙って様子をみました。

・・・実は、この年長クラスの前年度の担任は職場を異動されていたので、子どもたちにとっては新しく担任になったGuoぱんだが頼みの綱だったのです。

そうです。

年長児は自分たちも不安いっぱいだったにも関わらず、Guoぱんだを頼りにしてくる小さい二人を優先してずっと我慢していたのでした。

 

この一件以来、SちゃんとRくんは年長の保育室にあそびにきて思いきり遊んでいくものの、時間がくると「またくるね〜」と本来のクラスに帰っていくようになりました。

・・・Sちゃん、RくんにはGuoぱんだも声をかけていたのですが、子どもたち同士の力のすごさを感じると共に、誰だって4月は喜びだけではなく不安もいっぱいなんだな〜ということをあらためて感じたのでした。

そんな子どもたちの気持ちを考えると「あなたたちは大きいから我慢しなさい」ではありませんよね。