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子どもたちと一緒にドキドキ!ワクワク!〇〇〇〇!していますか?

23 愛すべき生き物たち〜カマキリ〜

ゴールデンウィークがもうすぐそこまできています!!

カウントダウンしている時が一番ワクワクして楽しいGuoぱんだです。

今は毎日がゴールデンウィークな感じなので、仕事を辞めてから1年経つんだなぁ…とあえてしみじみしてみたりしています。

 

 

ところで、カマキリが卵から出てくるところをみたことがありますか?

すごいです。

びっくりします。

ウジャウジャ〜と、とにかくすごいんです。

 

ある年の12月に園庭でカマキリの卵を見つけて保育室に持ち帰りました。

棒の先にくっついていたので綿菓子状態の卵。

置いておくところもないし、春までにはまだ時間もあるし・・・ということで、ヒヤシンスの球根の土植え(15愛すべき花たち参照)の植木鉢にさして保管しておりました。

さて、4月になりました。

もしかしたらカマキリの卵が孵るかもしれないから・・・と卵のささったヒヤシンスの鉢に念のためビニール袋をかけておきました。

しばらく何事も起きなかったので、カマキリの卵のことを忘れかけた頃その時はやってきました。

 

ある日、ヒヤシンスにかけたビニール袋が曇っているのです。

なんだ?と近づくと、な、なんと!!

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 カマキリの卵の中からウジャウジャとカマキリが出ているではありませんか。

 

ビニールの中にウジャウジャ・・・

一部は廊下にまではみ出して・・・

 

これは大変!!

急いでテラスにカマキリヒヤシンスを出して、ビニール袋をはがし、ビニールの中に残るカマキリと室内でさまよっているカマキリを救出。

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そして、観察の始まりです。

 

一言・・・

かわいい〜〜〜

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 子どもたちと食事の時間も忘れて見入ってしまいました。

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それからしばらくの間はカマキリが最優先。

とにかく小さくてどこにいるのかわからないのですが、よ〜く見るとテラスを歩いていたり、室内に迷い込んでいたり・・・

(どう考えても無理ですが)一匹たりとも踏まないという固い約束のもと、子どもも保育者も一丸となって園内を気をつけて歩きます。

 挙げ句の果てにテラスの入り口に『カマキリ生息中!踏まない』と、特に意識なく歩く保護者に注意の張り紙をして対策をする始末。

もちろん保護者には「ちょっと無理じゃないですか?」と迷惑がられましたが、子どもも保育者も真剣です。

 

 

・・・福音館のかがくのとも“162ひきのカマキリたち”の絵本にもありますが、ウジャウジャものすごい数が生まれても大きくなれるものはほんのわずかです。

この時のカマキリたちもこの後どれだけ成長したのかはわかりません。

ただ、畑で成長したカマキリを発見すると「これは!!あの時のカマキリだね」と子どもも保育者もなんだかとってもうれしい気持ちになるのでした。