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77 case-by-case①〜後出しジャンケン〜

昨日は父の日でした。

母の日はピックアップされますが、意外に父の日は目立たない印象です。

何故だ!?とも思いますが、なんとなく理由もわかります。

 

Guoぱんだは今日は乳房精密検査に行ってきました。

予約して出向いたのですが、初診の人が突発でたくさん入ったらしく、午後までかかりました。

結果は『悪いものではなさそうだけど断言はできない』という、どっちだよ!という一番消化不良な結果でした。

早くシロクロつけたいタイプなので「シロクロつけたいです」と伝えると、即座に針生検をすることになりました。

まさか今からすぐ?そういうつもりじゃ…と逃げたくなりましたが、自分で言い出したので逃げ出すこともできず組織もとってきました。

結果が出るのは後日ですが、ここまでくるとある程度覚悟もできます。

また結果が良いにしろ悪いにしろここで状況をアップすれば、同じような状況の人にもある程度安心してもらえるのかな?と思うので、またその時は気が向いたら読んでください。

 

  

さて、こんな現場をみたことはあります…よね?

 

①Aちゃんがブランコで遊んでいたらBちゃんがやってきて「かわって」と声をかけます。Aちゃんが「いや」と答えるとBちゃんは保育者の方に駆け寄り「AちゃんがずっとブランコしているからかわってっていってるのにAちゃんがかわってくれない」と言いにくる

 

②CちゃんがクマのぬいぐるみでままごとをしていたらDちゃんがやってきて「それかして」と声をかけます。Cちゃんが「使っているからだめ」というとDちゃんは保育者の方に駆け寄り「かしてっていったのにDちゃんが全然かしてくれない」と言いにくる

 

さて、こんな時、保育者ならばどんな行動をしますか?

 

Guoぱんだがよく見るの仲介方法は…

 

①「Aちゃん。順番だからBちゃんにかわってあげて!!はい10数えるよ〜1.2.3.4.…10おまけのおまけの汽車ぽっぽぽーとなったらかわりましょ…はい次Bちゃんね。Aちゃんかわってあげて偉かったね。Bちゃんも次の子にかわってあげるのよー」

 

②「Cちゃん、貸してっていっているんだからDちゃんに貸してあげなさい。貸してあげられるとお利口さんだよね。あっやっぱりCちゃんは貸してあげられてお利口だったね。Dちゃん貸してもらえてよかったね。Cちゃんにありがとうは?ありがとう…そうそうありがとう言えて偉かったね。また順番で貸してあげるのよー」

 

…どうでしょう?姿が思い浮かびますか?

 

Guoぱんだは横澤夏子さんが目に浮かんでしまいました。

というか、これならばGuoぱんだ自身が演じられそうです。

 

ある時、こんな何でもないやりとりを見ていたら疑問が湧いてきたのです。

どんな疑問か?Guoぱんだが思った疑問は…

『あとで来た方(かわって、かしてって言う方)が断然得じゃない!?』

 

観察してみるとGuoぱんだの想像通り、あとで来た方が効率がいいのです。

しかも、それを狙っている要領のいい子どもも少なからずいるのです。

保育者も味方につけて自分のほしいものは必ず手に入れられる方法…

名付けて“後出しジャンケン方法”です。

 

そう…よく見る仲介方法だけを実行する保育者及びクラスでは“後出しジャンケン方法”を上手く使うことで容易に自分の思いを通すことができるのです。

 

そんな後出しジャンケン方法が通用する保育者及びクラスは子どもの様子は詳細に見ていないでしょうし、一部の子どもは大変不幸せとなります。

 

ではどうすればいいのか…

case-by-caseと言えばそれまでです。

でもcase-by-caseとは【原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じて問題を処理すること】ですから、子どもの様子をきちんと把握して対応することは必須です。

 

 

ということで長くなるので、頼まれていないけれど長編連載となります。