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192 昔々教えてもらったこと〜千両万両〜

先日Guoぱんだは、秋の花の苗を購入しに農園にいきました。

一部はホームセンターで買いましたが、追加が欲しくて良い売り場を探していたら農園の広告が入ってきたのではじめて訪れてみました。

広告効果なのか人がたくさん押し寄せていました。

中に入ると…一面、花の苗がブワーっと並んでいました。

50m先まで、色とりどりの花の苗が並んでいます。

知る限りでは花の種類も数も一番多いお店でした。

そこで呟いてしまった言葉が

「すばら…」

呟いてから焦りました。…いつから手越氏になった?

Guoぱんだは言葉を略して新しい言葉を作らない!!と思う人ですが、いやいやどうして自然に出てしまったことが怖かったです。

でも、すばらしい…じゃないのです。

すばらしいでは言い表せない感じ…すごい、凄すぎる、ステキ、スケールが違う!、好きだわ〜ここ、隅っこまでいかないと、すき間がないくらい、ずらり花が並んでる、すばらしい、すみませんがいっぱい買っちゃっていいですか?…すばら。

 

 

…今日は手越さんが作った言葉【すばら】の話ではありません。

この農園のレジに並んでいる時のお話。

 

Guoぱんだの前に並んでいたおじいさんとおばあさんが千両と万両の見分け方を話していました。

「千両がどっちに実がつくっけ?」「上に実がつくのが千両だったよなぁ…」

そして “おまえさんは知らんじゃろ” という顔でGuoぱんだを見るのでした。

 

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…いや、Guoぱんだは小学生の頃から千両万両の見分け方は知っているよ…

 

小学生の時に担任の先生がこう教えてくれました。

『いいか〜千両と万両はとてもよく似ている。見分け方は赤い実が葉っぱの上につくか、下につくかの違いだ。上につくのが千両。下につくのが万両。ここからが肝心だぞ!千円と万円ならば万円の方が高い。だが千両と万両は逆だ。実が下についていると実が見えないから万両は安い。実が上についていると見栄えがいいから千両は高い。万両は売っても安いが、千両は売ると万両の何倍も高額で売れるから金持ちになれるぞ。家にある人は金持ちだぞー』と。

この先生、小学生になんということを教えておるのじゃと思うでしょう。しかも成人してから調べると千両も万両もそう値段に変わりはないし…

でも、この話がGuoぱんだの学びとなり、千両万両の見分けに役立っているのです。こんな先生の雑談が何年経ってもGuoぱんだの心に残っているのですからすごいですよね!

この話を聞いた日は、家に帰りすぐおばあちゃんに聞きました。

「家に生えてるのは千両?万両?」

おばあちゃんはこう答えました。「家にはどっちもあるよ」

Guoぱんだは子ども心に思いました。

「千両売って大金持ちになれるじゃん☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆」

 

先生もまさかこんなに千両万両の話に食いついていた児童がいたとは思わなかったでしょうけど…

 

Guoぱんだは、今、当たり前のように知っていたり、自然に身についていた話の原点を振り返ると、小学校の先生から雑談で聞いた話に行き着くことがいくつかあります。

その時はさして先生に感謝もしませんでしたが、改めて良い先生たちに出会っていた自分の幸運に感謝しています。他の話はまた機会を見て…

 

 

子どもが環境を選ぶことはなかなかできません。
ということは、教える側に立つ者、育てる者の役割の重大さを感じないわけにはいきません。

どんな話に興味を示すかは人それぞれです。だからこそ、大人側がいろいろなことに興味を持ち、伝えることも重要な役割です。そのたくさんの情報の中から自分に必要なことを選ぶのは子どもたちです。この辺りの話はまた長くなるのであらためて…

今後に活かされることを伝える、大切なことの伝承、そして愛される喜びを感じられるようにする…

おじいさんおばあさんの会話でふと昔に戻ったGuoぱんだでした。