217 食物アレルギー 牛乳編 〜間違いを起こさないために〜
Guoぱんだです。
本日は、昨日の牛乳アレルギーにまつわるちょっとした?ブラック記事です。
2歳児クラスを担任している時に2人の乳アレルギーのお子さんがいました。
1人はお母さん曰く「うちの子は間違って摂取してもその場で吐くから比較的安心です」というお子さん。
もう1人は他にも食べられないものがかなりあり、間違って摂取してしまうと呼吸困難になるなど酷い症状の出るお子さん。
前者の子のように身体が拒否反応を起こしてすぐに外に出してしまうタイプもあれば、Guoぱんだや後者の子のように思い切り身体に吸収するタイプなど、人によりアレルギーの症状はいろいろなものがあるわけです。
しかし、症状の重さに関係なく対応は完璧に行わなければなりません。
2歳児という年齢は、わかっているようでわかっていないところもたくさんありますので、アレルギーに対しては大人の管理が主流です。
さて、そんなある日、給食の先生が新しい人になりました。
結構ベテランの栄養士…
その人になって2日目のおやつに、普段牛乳関係除去の子には与えていない “雪の宿” が配布されました。どう見てもまぶしてある白い物が怪しいですよね…
おやつの用意していた担任の1人が「これ、食べれましたっけ?」と気づいたため、急いで給食室に確認に行きました。
G「すみません。これ、牛乳除去の子は食べれましたっけ?」
栄「ああ、そこにあったから食べれるんじゃないですか?」
G「…いい加減な。外のパッケージを見せてください」
栄「わざわざそんなことするの?あったかなぁ…」
G ( ̄^ ̄)… ブチッと切れたのが奥にいた昔からいる調理師さんに聞こえたのでしょうね。すぐに奥からパッケージを持ってきてくれました。
G「…生クリームって…乳ですよね?出していいんですか?」
栄「私知らないし、そんなことまで管理できませんよ。他で管理してもらったら?」
G「……、子どもを殺す気か!」
Guoぱんだ、給食室の前で怒鳴ってしまいました…
それから一週間後、この栄養士は園からいなくなっていました。その後は完璧な対応してくれる栄養士さんがきてくれて安心しましたが…
ビックリな人が時々います。
注意をしていても起こる事故ではなく、注意もせず起こす事故なんて更にありえないでしょ…
でも、意識改革できないベテラン職員っているのです。
こんな人ばかりではありませんが、怖い!!
この時の教訓は『あれ?と思ったら必ず確認』です。
いつも出ないのに出ている、初めて見るものやよくわからないものが出ている時にはやはり確認作業は必要です。
給食室だけでなく、受け取った保育者側ももう一度確認することで、二重三重の確認作業をして子どもに食品を提供しなければいけません。
あなたが見たから信用するとか、疑っていないよ、信頼しているから…というような遠慮やおまかせではなく、関わる一人ひとりが自分が責任を持って考え対応することで、アレルギー除去の事故も減らせるのではないかと思います。逆に “信頼してるからあなたにお任せ” は万が一の場合は簡単に「あなたが悪い」と責任を全て押し付けられます。こんな考えの人間は山のようにいます。
それには食物アレルギーに対して理解をすることと、自分なりにも勉強すること、そして食に対して敏感になることもプラスαで必要なのではないでしょうか。
この食物アレルギー編を初めて目にする方はこちら
210 食物アレルギー Guoぱんだ編 - ワク*2 ドキ*2 ◯◯*2 保育士MEMO
も読んでいただけると嬉しいです。ここに綴るのはあくまでもGuoぱんだ自身の体験談となっています。