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228 保育実習生の言葉から… 前編 〜発達〜

とかく保育園に実習生がくるとこのような感想を言う方が多くないでしょうか?

「学校の授業で学んだ子どもの年齢発達よりも、子どもたちの発達が進んでいてビックリしました」というような感想…

Guoぱんだが知る中でもほぼこんな感想です。

 

2歳児クラスの秋に、実習生Mさんを受け入れたのですが、受け入れるにあたり、園長先生から相談を受けました。

このMさんは昨年も実習に来ていて、1歳児で同じ子どもたちを見ている学生さんでした。

園長先生は「実は…昨年のMさんの反省が “保育園の1歳児の子どもたちってこんなに幼くて何もできないということにビックリした” というものだったの…子どもの姿を見られないのは問題よね?だから同じクラスに入ってもらっていいものなのかどうか迷っているの」と言うのです。

普通に考えればこんな感想はビックリです。

子どもたちと共に過ごしているのに子どもの成長が感じられないとは…

でもGuoぱんだは園長先生に「今年は絶対にそうは思わないと思いますよ」と自信を持って伝えました。

それは…

昨年の1歳児クラスの担任は、子どもたちの成長に合わせたこと(生活も遊びも含めて)を何もしていなかったので、4月に引き継いだ時点で子どもたちの発達のなさが予想以上に酷く、まさに0歳児に近い子どもたちでした。

こんな子どもたちに合わせた保育が展開出来ない保育者の元で実習を行ったのですから、そんなあり得ない感想を持ってしまうのも当然です。子どもも不運です…

2歳児になり、4月から、本来は1歳児でやるべきことも含めて様々なことを子どもたちに提供していましたから、この半年、昨年の担任と真逆な新担任たちと過ごした子どもたちはすっかり2歳児の顔、そう…2年は成長しています。子どもたちに無理難題をしていたわけではありませんよ!子どもたちは年齢発達なりの成長がしたかったので、発達を捉えて配慮すれば成長も著しかったのです。

ですから、同じ感想はあり得ないと思ったからです。

想像通り、Mさんの感想は「一年でこんなに成長するのですね。ビックリしました」に変化しましたし、子どもたちに対する保育者の配慮にも驚くことも多かったようです。

 

保育者はただ子どもたちと遊んだり、子どもたちの子守りをしているわけではありません。

子どもたちと時を共に過ごす中で、様々な配慮をしています。

ですから、せっかく保育園で生活しているのに子どもたちが成長していないって…Guoぱんだには考えられないことでもあります。いや、実習生にそんな感想を持たれるなんて専門職として恥ずかしいでしょ?

 

明日は、実習生を通して保育士として意識しなければならないなと思った事例を綴りたいと思います。

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