349 ぼた餅とコロ
Guoぱんだです。
それは昨年の春分の日の出来事。
お彼岸のお中日、仏壇にはぼた餅を二つ供えてあった。
この日天気がよかったので、珍しく一日外で過ごしていたコロは、ぼた餅の存在も知らなかった、いや、知らないはずであった。
夕方、家の中に入ったコロはいつも通りリビングに入った。
仏壇のある部屋は廊下を出た二つ先の部屋にある。
それからしばらくして、夕食の支度をしていると、コロがいつもは行かない廊下からタタタタタ〜とリビングに戻ってくるのが見えた。
そしてすぐさま机の下に隠れるのだ。
………コロ?
あっ… ∑(゚Д゚)
口の中から何かがはみ出している…
やられた!!
急いで仏壇にいくと、二つのぼた餅のうちの一つがなくなっていた。
「コ〜ロ〜…Σ(-᷅_-᷄๑)」
コロは机の下でぼた餅を美味しそうに頬張っていた。
コロが仏壇から食べ物を拝借することはほとんどないが、実は2回目。1回目は数年前、お盆のお精進様の食べ物を全て平らげるというとんでもないことをしでかしている。
コロはぼた餅があるのをいつ知ったのだろう…
たしかに、家の中に入った時にクンクンと鼻を鳴らしてはいたが、あの時に察知したのだとしたらやはり犬は恐ろしい嗅覚の持ち主なのである。
これ、ワタシのですか〜〜?? …違います!!