2-45 愛すべき生き物たち〜アオムシとアオムシコマユバチ〜
Guoぱんだの苦手、いや、嫌いな人のタイプは “ずるい人” です。
“人” だけではなくて、虫(動物や鳥にいますね)にも一見するとずるいものがいます。
生きていくための知恵なのですが、そんな場面を見つけると、Guoぱんだは「キェ〜〜〜!!」と怒り始めます。
自分が生きていく(昇進する)ためなら何をしてもいい!!なんてこと、あるわけないだろ〜〜と、虫相手に本気でキレます。
その名はX保育士…いや、アオムシコマユバチ。
アオムシに寄生するハチです。
以前はアオムシを捕獲して飼育すると、アルプスの少女ハイジのある場面のようにチョウが飼育ケースの中にたくさん羽化して一斉に飛び出す、なんてこともありました。
でも、最近はアオムシがチョウになることはごくまれ。
ほとんどのアオムシにこのアオムシコマユバチが寄生していて、アオムシがいい感じに成長すると突然アオムシの身体の中からブシャ!!とゾンビのようにアオムシコマユバチの幼虫が出てくるのです。また蛹化が早い!!画像はあえて避けます。
アオムシを捕獲した時にはすでに身体の中に寄生しているので、対処のしようもありませんし、寄生されたら助けようもありません。今まで1匹だけ、身体からアオムシコマユバチが出てきたものの、なんとか生き延びて羽化までこぎつけたアオムシはいましたが、これはレアすぎるケースだと思います。
自分の身体が自分のものではないという可哀想なアオムシの姿を見ると本当に辛い…
アオムシが大好きなGuoぱんだなだけに、最近は可愛いアオムシを見つけても飼うことを躊躇します。
画像は“イラストAC” animalさんからいただきました
なんてずるい虫だΣ(-᷅_-᷄๑)とアオムシ目線で見ると、怒りを覚えますが、でも…アオムシコマユバチにしてみれば、命を繋ぐために必死なわけです。
そして、Guoぱんだにとっては可愛いアオムシは、農家さんにしてみれば、害虫なわけです。
と、理屈ではわかります。
でもでもでも、心の狭〜いGuoぱんだは今年もたくさんアオムシコマユバチに「キェ〜〜〜!!」とキレるのだろうな…
ということで、明日はモンシロチョウの成長記録を綴ります。