Guoぱんだです。
先日、保育園でこんなことがありました。
1歳児のクラスでいろいろな動物のお面をつけて音楽に合わせて保育室で身体を動かしていました。
“1歳児” です。
まだみんなと同じ活動に興味の持てない子もいますし、軍隊のようにやらされることの意味もない年齢です。
強制されている遊びでもなかったので、何人かの子が同じ室内の階段の昇り降りをGuoぱんだの見守りの中、楽しんでいました。
中には動物のお面をつけた子も階段にいたので、音楽を聞きながら「ちょうちょさんが頑張って階段を登ってますね〜」「ぞうさんがこんなところにやってきましたよ」と、リズム遊びではないものの、子どもたちとお面を使った会話をしながら過ごしていました。一応Guoぱんだ、20年以上は経験を持っている保育士でございます。
しばらくすると怖〜い顔をした保育士(あえて呼ばせてもらいます。5年目の小娘保育士)がやってきて、一人の男児にこう言いました。
「せっかくお面をつけてるんだから、こっちにきて(音楽に合わせて)動きなさい」
そして男児は無理矢理抱えられて、保育室のど真ん中(音楽に合わせて動いている輪の真ん中)に連れていかれてしまいました。
…可哀想に。
別に悪いことをしている訳ではないし、階段でも動物ごっこを楽しんでいたのにね…
いささかGuoぱんだも小娘保育士の対応に『なんダァ〜こいつはぁ??』とイラッとして連れ去られた男児の様子を見ていると、次の瞬間男児はこんな行動にでました。
つけていたお面をその場に投げ捨てると、ニコニコ笑顔で階段に戻ってくるのです。
Guoぱんだ、そんな嬉しそうな男児に声をかけました。
「ま、そうだよね。そうだそうだそうだよね!!もう何も言えないよね!」
男児はスッキリした顔で言いました。
「うん!!!」
小娘保育士の言葉を思い出して見ましょう。
「せっかくお面をつけてるんだから、こっちにきて動きなさい」
そうです。
お面をつけていなければ、やりたくないことに参加させられることはないのです。
堂々として好きなことをしていられるのです。
ちなみにこの小娘保育士、全く子どもの観察はしていませんので、自分が連れ去った男児がその後にどんな面白い行動をしたかなど、知る由もありません。
全く残念です。
見た目の子どもの動きだけを見て判断していると、こんな子どもの面白い動きを見つけること、発見することはできないのです。
この子どもの心の動きを見つけることが保育では大事なのですよ!!
1歳児男児に、一本!!