3-247 グレコ家猫日記〜神猫グレコのお話〜
グレコは頭の良い猫です。
✳︎大好きな段ボール小屋の中で…
グレコとのお付き合いはかれこれ3年となります。
野生猫歴は、Guoぱんだと出会った時からだけでも2年余。
野生猫にも関わらず、Guoぱんだが雨避けコーナーを作ったり、冬用の家を作っておくと、ちゃんと利用してくれたグレコです。
グレコは保護されてから9ヶ月が経とうとしています。
相変わらず、Guoぱんだが何をするのか怖くてたまにしか甘えてはきませんが、室内でもGuoぱんだがグレコのために作った外を見るための見晴らし台や、ヒーター入りの寝床をきちんと利用してくれています。
コンセントなど、かじってはいけないものも触りません。
何も言わなくても、意思疎通のできる神猫なのです。
出会った時にはすでに片目は見えない状態になっていて、ガリガリに痩せていました。ある日突然現れたところと、痩せた状態を思い出し、実は室内で過ごすことが苦ではなくむしろ好きで上手にすごせるところをみると、元は飼い猫で、目が病気になったので捨てられたのであろう…と想像もつきます。…そうだとしたら、どんな理不尽な人間がいるのだ?とも思います。
そんな状況に置かれて、かなり性格が悪く、気性も荒く、他の猫を寄せ付けず、一時は他の猫をいじめるので、追い払ったこともあります。
しかし、追い払っても追い払ってもGuoぱんだの家にやってきて、いつの間にか仕事を辞めて家にこもっていたGuoぱんだの一番の友だちになりました。
最終的には365日屋敷内に居るようになり、Guoぱんだの帰りを出迎えてくれるようになったグレコ。
今ではグレコのいない生活は考えられないほどです。
野生猫の時の冬は、今は亡き尻尾の長いクロと一緒に暖をとって生き抜いたりもしてきました。
この冬は暖かい家の中で、暖かいヒーターの上で過ごします。ヒーターを用意したらすぐに利用してくれるグレコで、やはり状況判断ができる頭の良さを感じます。
グレコも安心できる環境なので、まったりとくつろいでいますが、Guoぱんだにとっても安心です。
さて、グレコのような境遇の野生猫がまだまだたくさんいて、Guoぱんだの家に遊びにやって来る猫は今も絶えません。
なかなかグレコのように保護をしてあげるまではできませんが、遊びに来る限り、できるだけのことはしてあげたいと思っています。神猫グレコが厳しい環境下にいる野生猫を呼び寄せているのだろうなと感じる部分もあるので…
何の罪もないのに大変な状況下に置かれた猫たちが少しでも安心できるように…
神猫グレコのお手伝いが少しでもできるように…
何より、これ以上、可哀想な境遇の猫が増えないように…
そして、命をもっと大切に考える人がもっともっと多くなりますように…