262 じゃがいも!!ゴミの中からゴロゴロ…
Guoぱんだです!!
ある年の12月、保育園で畑の秋じゃがを収穫した時のこと。
この年はあまり出来がよくない年で、子どもたちも楽しみにしていたのにがっかり…
雨も多かったので、こんな年もあるのだなと小さいじゃがいもをみんなで分けていただきました。
さて、それから2、3日後、畑の散策をしていた5歳児の子どもたちが、畑の隅にある枯れ草置き場(ゴミ置き場)で、じゃがいもの枝らしきものを発見しました。
子「じゃがいもみたいのがあるからここ掘ってみていい?」
G「ゴミ置き場だから、変なものが出てきても良ければいいんじゃない?」
子「よし!!掘ってみる」
G「掘ったら小さい子が落ちないように埋めるのも忘れないでよ」
子「わかったよー!」
ということで、子どもたちは早速玩具置き場からスコップやらシャベルやらを持ち寄り掘り始めました。
子どもたちもGuoぱんだも気軽にはじめたのですが…
30㎝ほど掘り進めたところで子どもたちの雄叫びが聞こえました。
「すげぇ!!なんだこれ!!!」
なんと土の中から大人のゲンコツ大のじゃがいもがゴロゴロ出てくるのです。
じゃがいもの下にじゃがいも…その下にもじゃがいも…
土が全てじゃがいも!!
いつの間にか5歳児クラスのほとんどの子が集まり、じゃがいも掘りに没頭していました。
掘る人、運ぶ人、並べる人、数える人…自然に役割分担もしながら…
60㎝ほど掘り進めてもまだじゃがいもはゴロゴロ出てきて、気づけば園庭に100個近くのじゃがいもがならべられていました。
まだ出てきそうだけれど取りきれないことを子どもたちも気付きはじめたようで、「全部掘りたいけど終わりにする…」と穴を埋めて収穫は終了しました。
ゴミ置き場には春じゃが収穫時に腐っているものや小さすぎるものを転がしておきましたから、それがゴミ置き場という特殊な地で、栄養をたっぷりもらって畑のじゃがいもよりも立派に育っていたようです。
収穫の後はものすごい量のじゃがいもを洗って皮を剥がし、茹でて食べました。取り立てのじゃがいもの皮を洗ってむいてツルツルにするのは楽しいです!洗うだけなので子どもたちも気軽に楽しくできるお手伝いで大好きです。
勿論、ものすごい量のじゃがいもですので、他のクラスや職員みんなに振る舞い子どもたちもじゃがいも堀りの疲れをじゃがいもで癒しました。
午前中はこれで活動終了…本当はこの日に計画していた活動があったのですが、そんなものよりもこの突発に入ったじゃがいも掘りがとても有意義な午前中でした。
ゴミの中からまさかこんなにおいしい収穫ができるとは…
12月にじゃがいもを見ると必ず思い出す楽しい思い出です。