先輩保育士のM先生と出会ったのはGuoぱんだ5年目の4月。
M先生はダメなことはダメと徹底して子どもたちに伝えたり、保育にこだわりがあって一筋縄ではいかない一癖二癖もあるかなり厳しい先生でした。
異動したばかりなこともあり、このM先生と担任を組むことになったGuoぱんだは、M先生との関わりに悩みました。
こんなに大変ならば仕事を辞めよう、とさえ思ったほど…
そんな時に園長(反面教師元上司)に呼び出され「まさか仕事を辞めるつもりじゃないでしょうね。Mさんのいいところを見つけなさい」と言われました。当時は知りませんでしたが、反面教師元上司はM先生が疎ましくて、一派と共にM先生の悪口を言ったり、M先生を蔑ろにしていました。よく他人に「いいところを見つけなさい」なんて言えたものだと反面教師元上司の裏の顔を知った時に呆れました。
…いいところなんてあるわけないじゃんと思いつつ、M先生を1年間ひたすら見つめてきました。
とにかく子どもからも保護者からも “M先生が怖い” と相談がくるほどアクの強い先生でしたので、子どもたちも保護者もGuoぱんだも、早く担任が変わる次年度がこないかと思っていたのですが…
年度も終わりの2月のある日、いつもちょっとしたことでご機嫌を損ねてしまう担任保育者泣かせのクラスのKくんに、他のクラスの同僚保育者が「大きい組さんになったら、どの先生がいい?」と質問をしている場面に出くわしました。
するとKくんは「M先生」と迷わず答えるのです。
同僚保育者も、たまたま聞いていたGuoぱんだも「えっ??」となりました。
だって毎日のようにM先生に叱られているKくんでしたから、そんなことを言うとは思いもしなかったからです。
何がKくんにそう言わせるのか不思議でなりませんでした。
そして、それからしばらくして、Guoぱんだは見つけました。
つづきは明日…