324 神様の思し召し!?〜子どもの心に寄り添う〜
昨日のM先生のいいところ探しのつづき。
3月に園から少し遠くの公園に散歩に出かけました。
子どもたちは疲れていますが、公園に着くと喜んで遊んでいました。
そんな子どもたちから少し外れた場所で、疲れからKくんがご機嫌を損ねて地団駄を踏んでいるのが見えました。
それを見かけたGuoぱんだが『またか…嫌だな〜』と思いながらKくんのところに行こうとすると、少しの差でM先生がKくんのところに到着しました。
M先生は地団駄を踏んでいるKくんの横に何も言わず座りました。
不思議なことに、しばらくしてKくんは地団駄を踏むのをやめて、M先生の隣に座るのです。
何も言葉をかけないのに、Kくんの変化に驚いたGuoぱんだ。
Guoぱんだならばきっとこの時こんなことを言っていたはず。
「Kくん。遊ぶ時間なくなっちゃうよ。早く遊びにいけば?」と…
今ならわかります。こんな言葉を投げかけたら、Kくんは更に更に更にご機嫌を損ねていたことでしょう。
KくんがM先生に何が言おうとした時に、運悪く状況を何も知らない他の保育者が「M先生!そんなところに座っていないでちょっとこっちに来て!!」とM先生を呼びました。
M先生は小さい声で「…もう…」とつぶやきながら「ちょっと行ってくるね」とKくんに伝えるとそちらに走っていきました。もちろんGuoぱんだも「いいところだったのに…安易に遠くから呼ばないでよ」と思いました。
そんなこんなでM先生のとKくんの関わりが中断してしまい残念でしたが、Kくんはスクッと立ち上がり、友だちの方に走っていきました。
その後、用事が済んだM先生は真っ先に先ほどのKくんのいた場所を見て、Kくんがいないのを確認すると、Kくんの遊んでいるところにゆっくり近づいていきました。
そしてKくんの顔を覗き込んで「よかった。元気になって」と一言伝えると、他の場所に去っていきました。
それほど長い時間の出来事ではないのですが、この時GuoぱんだはM先生とKくんのやりとりを不思議なことに全て見ていました。今思えば神様の思し召し?
M先生は寄り添うべき時に子どもの心に寄り添っている先生だったのです。
Guoぱんだならば中途半端で終わりにするところも、M先生は最後まで子どもの心に寄り添う素敵な先生だったことがわかったのです。
Kくんが叱られることが多くても、M先生に信頼を置いているのも納得です。
この一件以来、GuoぱんだはM先生が大好きになりました。
そしてM先生はGuoぱんだの良き相談相手になりました。
Guoぱんだも厳しくても、子どもの心に寄り添い、心を掴める保育者になりたいと思ったのは、このM先生とKくんとの関わりを感じられたことです。
単に優しい、単に可愛がる、単に甘やかすのではないもっと深い部分の何か…
神様の思し召しに感謝のGuoぱんだです。