2-77 おててマクマク!?〜丁寧な日本語①〜
省略した言葉や、一部の人にしかわからない言葉などが多くなっていることを感じる最近の世の中…
Guoぱんだは子どもたちと接する時にはあえて丁寧な日本語を話すように心がけています。
保育園内でもあえて子どもに聞かせなくてもいいのではないかというような言葉が聞かれることもあり、いろいろ考えさせられ職員内で研修する機会をもったことがありました。
例えば…
①自分のことを「うちさ〜」と言う職員。
そのような言葉を聞く機会がない子どもにしてみれば「うち??家のこと??」なのです。
あえてこれを保育園で保育者が教える必要があるのでしょうか?
②自分も含めて、いわゆる “ら” 抜き言葉などをついつい使ってしまう職員。
「食べられる」→ ×「食べれた」 「見られた」→ ×「見れた」 など
話し言葉ではかなり意識しないと正確な言葉を使えませんので、せめて “書く” 時には正確に書きたいと思っています。
「見られた」は特に話し言葉では難しいので、Guoぱんだは「見ることが出来た?」などという言葉で代用していますが…
言葉についての研修をしてから数年後、T保育士からこんな相談をうけました。
子どもにこんな言葉を使っていいものなのか…と。
Z保育士が1歳児の手洗いの場面でこんな言葉を使っていたというのです。
『おててマクマクちようね〜』
要するに “手洗いをするから服の袖をまくろうね” ということなのですが…
Z保育士になぜそんな言葉使いをするのかと聞いたところ、X保育士(また出た…)も使っているからいいのでは?…という理由で、更に頭にきたのだとか。
(権力のある)他人が使っているから疑問ももたずに使うという安易な考え方に閉口します。
T保育士が頭にくるのも当然のことです。
このつづきはまた明日〜