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2-144 エプロンに適した柄とは?

昨日のつづき。

お付き合いいただきありがとうございます。m(_ _)m

 

pandamzlbk.hatenablog.com

 

M保育士の考え方…

絵本になっているものや名作と言われているものは良いもので、そうではないキャラクターは悪いものだと決めて判断している…これは個人的に危ない考え方だと思っています。

また、絵本の絵=良い絵というのも判断が難しいところです。

必ずしも同じ絵を見て100%の人が「いい絵だな〜」と感じる訳ではないですし、人それぞれに良いと思う絵や苦手な絵はあるものですから…

本当のものを見せる、というのもかなりざっくりした理由づけ。

一般的にデフォルメされた絵は所詮本物にはほど遠く、写真プリントか、写生とか、ど根性カエルのピョン吉(ピョン吉はデフォルメですが、アニメの設定は本物ということなので)のような本物や本物志向の物をくっつけるしか手だてはありません。

M保育士のような偏った考え方を理由にキャラクターのエプロンや服を着用禁止にするとしたら…ちょっと理由づけが甘いのではないでしょうか。

間違いなくGuoぱんだは納得しないです。ダメ出しをするのであれば、もう少し自分の主張をしっかりまとめないと、足元をすくわれることでしょう。キャラクターは不可であるならば、カップやタオルなどの持ち物もキャラクターはダメ、ということになるのですから、物を選ぶこと自体が更に大変になりますよね?大人はダメで子どもが着てくるのはOKというのもおかしな話ですし…

↓ こんな猫は実際にいないですよ〜 でも、猫だと認識される訳ですよね。

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…こういう風潮ってどこから出てくるのでしょうか?昔はなかったはず。

保育士のバイブルである “保育指針” にも載っていませんよね?『衣類は品のいいものを纏う…』などと表記があったら怖いですし、『個を大切に…』なんて指針に載せられなくなりますね。

北欧の保育など、お洒落な保育の影響もあるのかしら…

Guoぱんだは、山肌を走り回ったり、探険したり、日々泥まみれゴミまみれになって過ごせれば満足なので、服の柄なんて二の次なのですけどね…

 

ちなみにキティちゃん…

子どもGuoぱんだは、キティちゃんに口がないのが気になりました。

「キティちゃん、ごはん食べれんね〜」と口を描いてあげていました。

なので、昔持っていたキティちゃんグッズにはどれも口が描き足してあって面白いです。

これも子どもならではの気づきです。

 

大人には粗悪なものに見えてしまうものでも、子どもには魅力的に感じるものもこの世にはたくさんあります。

見えないところに追いやる、触れさせないというような方法で対応するのは簡単なことです。

しかし、いつかそのようなものに触れることも、この情報化時代においてはあります。

触れさせないという簡単な方法をとると、触れさせたくないものに触れてしまった時に逃げ道にすることもあります。

例えば「与えたくなかったのにみんなが持っているから触れてしまった」「環境が悪い」とか、「あんなものを作るから悪い」とか…そもそも作ってはいけないものも存在はしますが…

触れさせない、与えない方法で解決するのではなく、与えた際にそれを正確に子どもたちに伝える大人たちの態度や子どもたちに伝える際の工夫が必要な時代になっているのではないでしょうか。

それが子どもたちよりも長く生きて経験をしている大人の役割でもあるように思います。