3-134 絵本~ひろしまのピカ~
毎年、この時期になると読む絵本の中の一冊。
広島の原爆のことが書かれた絵本です。
戦争の話に興味のない子もいるのは承知ですが、「興味がない」で済ませるものではないと思っているので、毎年保育園で4、5歳児に戦争を題材にした絵本の読み聞かせていました。
子どもに怖いことを話さなくてもいいという方もいますが、それは違うと思います。
では、いつ話すの?
小学生になったらですか?中学生になったらですか?高校生になったらですか?
✴︎以下はしばらくは心の声…&先生をディスっています。絵本とは関係ありません。流してください。
本来ならばこの時期に話して欲しい環境の一番手の学校は夏休み。この夏休み真っ只中に、戦争を知らない学校の先生が “先生自身が感じている戦争について子どもたちを集めて伝える” なんてことはありませんよね?Guoぱんだは戦争体験者の小1の先生が普段の生活の中で戦争体験をしていてくれたので、今もとても感謝しています。そういうと大抵Guoぱんだの嫌いなタイプの学校の先生はこう言います。「家庭で伝えるべきだ」…要は自分が伝える自信がないことを暴露しちゃっているということなんですけどね…だから終戦の日を知らない人間が増えていくのです。… “先生” って呼ばれ、自分のことを “先生” と言い、そう呼ばさせているんですよね?伝える努力をして欲しいです。夏休み期間中に学校の先生がこのような努力をしているのであれば、Guoぱんだの先生嫌いも多少は解消するでしょうね…残念ながら今までにお会いしたことはありません。そうそう、昨日の地方NEWSで、学校の先生が生き物の生態を学ぶ努力をする一日体験研修が開催されました、と大々的に言っていました。参加の先生は「生き物の生態がわかりました〜」とか言ってきましたが、『わかるか?一日で??それを子どもに伝えるんかい???』と突っ込ませていただきました。自分で実際に飼うから小動物の生態がわかり、命の営みがわかり、飼い方がわかり、面白さが感じられ、他への興味も増してくる…一日でわかったようなことを言うんじゃな〜い!!自分で自主的に学んでこそ “生きた言葉” で子どもたちに伝えられ子どもたちに伝わるのではないのか!!子どもたちに大事なことが伝わらないのは何故なのか少し考えて欲しい。知識だけが必要なのではなく、経験からの多くの学びからの知識が大事なんじゃないのか?是非その研修をきっかけに、生きた経験を伝えられる先生が増えますようにと思いました。
話が逸れました。
子どもだろうと、大人だろうと聞く権利がありますし、伝えなければいけないことなのだとGuoぱんだは思っています。子どもには伝えなくていいなんて、どこまで子どもを馬鹿にしているのだと思います。
年長児ともなると、読み聞かせをすると皆真剣に絵本や話を聞いています。…まずは素直に話を聞く子どもたちにしていないと無理ですが。
読み終わった後に多くを語ることはないですし、子どもたちそれぞれの思いの中でそれぞれが感じてくれればいいので、感想は聞きません。
子どもの中には自分で感想を言ってくる子もいますし、また絵本を手にしてもう一度読みかえす子もいます。
また、お迎えのお母さんが夢中になって読んでいることもありましたし、家族旅行で広島まで出かけた方もいました。さすがに広島訪問は保育園児には難しかったようですが、難しいなりに経験したことは無駄にはならないでしょう。ご両親の熱意にびっくりしたものです。
今日は終戦の日。
今やこの “終戦の日” を知らない人たちが沢山います。
若者だけではない…老若男女に。
残念でなりません。
Guoぱんだも戦争を知らない世代です。
だからこそ、今、機会があれば戦争の時の話を知りたいと思っています。
聞きたくても、知りたくても、それが叶わない時代がもうすぐそこまできています。
語り継いでいくことは簡単なことではありませんが、語り継いでいかなくてはいけないのです。
戦争の悲惨さ、苦しみ、悲しみ、戦後も戦後ではないたくさんの人たち、平和への祈り…
そんな思いの伝わる絵本の1つです。