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6-100 あめんぼ仙人 ✳︎2016.6.23の記事より

Guoぱんだです。

 

本日は2016.6.23の記事より、メッセージです。

 

 

梅雨時期に合わせて、4歳児のTくんの話。

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その日は朝から雨が降っていましたが、お昼前に一瞬雨がやむ時間がありました。

梅雨時期ということもありなかなか外にも出られないので、その一瞬に気分転換をするため園庭に出ました。

木の下に大きな水たまりができていて、それを子どもたちと眺めていると突然Tくんがやってきて言うのです。

「もうすぐだに。もうすぐ来るで」(遠州弁丸出し)

当然Guoぱんだは「何がくるの?」と聞き返しました。

Tくんはにやりと笑いながら「アメンボじゃん。もうすぐくるで」と空を見上げます。

「アメンボって水に浮いてるあれでしょ?なんであっちからくるの?」と声をかけましたが、Tくんは冷静で「まあ、待ってな。もうすぐだで、もうちょっと待っててみ」と空を見上げたまま言います。

Guoぱんだは内心『Tくん仙人かい!?』と思いながらTくんの指差す方向をじっと見ていました。

……………

それから数分後、空の向こうの方から黒い物体が飛んできました。

その黒い物体はGuoぱんだたちのいる大きな水たまりの中に降り立ちました。

それはまさしくアメンボ!!

「フフッ、ほらね」とTくんはその場を立ち去っていきました。

 

恥ずかしながらGuoぱんだはアメンボが空を飛ぶなんて、この時まで知りませんでした。

 

でも、なんでTくんはアメンボが飛んでくる時間まで知っていたのでしょう

いつも雨上がりに観察していたの!?

それとも

 

まさにそれはTくんがアメンボ仙人になった瞬間でした。