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8-9 ユミちゃんの生い立ち

Guoぱんだです。

 

ユミちゃんはなんと!香川県生まれ。

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香川県からたくさんのボランティア団体さんによって繋がれて、静岡にやってきました。

 

恥ずかしい話、Guoぱんだはいわゆる『野良猫』はまだたくさんいるけれど、『野良犬』は絶滅しているものだと思っていました。

Guoぱんだの住む地域では、家を持たない猫たちはたくさんいるものの、以前は必ず地域に1匹はいた家を持たない犬はもう20年以上見たことがありませんでしたし、外飼いの犬を見ることも少なくなっていたからです。

今回、ユミちゃんと出会うまでに、さまざまな里親募集を見ましたが、県外にはまだまだ特定の家を持たない『野犬』がたくさんいることを知りました。

同時にその野犬をなんとかして幸せにしよう、減らそうと努力している人たちがたくさんいることも知りました。

 

そんな繋がれてきた命の一つであるユミちゃんが香川で保護されたのが、2022年12月中旬。

推定3ヶ月ほどで保護されました。

静岡にやってきたのは2023年1月中旬のこと。こちらにはない犬の病気も西日本にはあるようで、丁寧に検査もしていただいておりました。

人間が苦手で、アピールが下手なため、なかなかずっとのお家も見つからなかった様子。きょうだい犬はアピール上手で早々ご縁があったらしい…

そんなユミちゃんとの出会いは、やはり運命なのかもしれません。

 

今回、ユミちゃんを譲渡していただくにあたっては、それなりに条件もありました。

団体によってはかなり難しい条件があり、本当に譲渡したいと思っているの?と思ってしまうようなケースもあります。例えば50歳以上の人には譲れないとか、子どもがいる家庭はダメとか、家をあけるのは短時間とか…50歳以上の働き盛りの人間がどれだけ日本にいると思っているのか?とか、情操教育をどう考える?とか、家をあけるなって仕事はどうするのさ?それこそ将来お金がなくなり飼育放棄してくださいって言っているみたいなものじゃん?みたいな、現実的ではない条件を出している団体もあります。実際、保護猫を飼いたいけれど単身だからダメと言われた若者と、それって幸せになりたい動物を単に人間のエゴで制限しているだけだよね?と疑問話をしました。

ユミちゃんを譲っていただいた団体では、疑問に思うような譲渡条件はなく、Guoぱんだの家でも条件を満たすことができました。ちなみに無料で譲っていただいているわけではなく、それまでにかかっている(病院代や予防接種代、移動費などがこれに含まれています)費用の一部を譲渡費用として用意しました。また、室内飼いが基本、避妊手術必須、マイクロチップ、ノミ駆除、フィラリア対応、生涯飼いなど、今の世の中であれば当たり前の条件です。

 

話はズレますが、不幸な思いをしているのは野犬だけではありません。

繁殖リタイア犬は繁殖のためだけに生きてきて、用がなくなれば排除される…心も身体もボロボロになっている子も多い様子。

ペットショップで売れ残ったペットはどうなるの?問題も不安になります。

そして多頭飼い崩壊や飼育放棄など、完全な飼い主の問題で不幸な生き物が出てくるのも今の世の中の問題です。

安易に動物を飼い、平気で棄てる人間が多く存在するのだということも覚えておかなくてはいけないのだと感じます。

 

さて、推定3ヶ月、野山を駆け巡っていたユミちゃんと生活するようになり、今までのほほんと生活していた歴代の先住犬たちと同じ生き物だと思ってはいけないことは、1日も経たないうちに感じることになります。

誤解が生じるかも知れませんが、全く違う生き物でした。

何故ハーネスが必要なのか、何故肩掛けダブルリードがベストなのか、何故忍耐が必須なのかなどなど…

 

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明日はユミちゃんがお家にきて1ヶ月の記念日。

ユミちゃんとの壮絶な1ヶ月の生活を振り返りたいと思います。