Guoぱんだです。
今年度も残り1ヶ月ほど。
一年って早い!!と思う今日この頃。
保育園の子どもたちの一年の成長も著しくて、一年前の幼い姿を写真で見るとびっくりします。
さて、保育園で子どもたちと過ごしていると、避けて通れないことは、ありとあらゆる子どもたちのトラブル。
叩き合い、殴り合い、なじり合い、かじる、引っ掻く、噛みつく…
文字にすると恐ろしいけれど、子どもと言えども人間の集まりです。
いろいろなことがあって当然なのです。
いつも同じお友だちの噛みつき被害に合う子がいます。
単純に考えると噛みついた子が恐ろしく悪い子で、噛みつかれた子がとても気の毒な子に見えます。
でも、よくよくその子たちの様子を観察していると、噛んだ噛まれたの単純なことではなくて、それなりの理由が見えてきます。
AくんはBくんを噛みつくことが多く、危険人物としてチェックされていました。
なんでBくんばかりターゲットにされるのかな?
新しいクラスになり彼らと関わることができるようになったので、二人の様子をチェックしてみました。
そしてわかったことは…
①BくんがAくんに自分から近づいていく
②Aくんはとても集中して遊んでいる
そう…
噛みつくAくんではなくて、噛みつかれているBくんがトラブルの原因を作りに行っているのです。
Aくんはもともと几帳面で、遊んでいるものをきちんと同じ場所に並べて遊びたいタイプの子。
Bくんはおもちゃがあればよくて、目につくものを手にしてそのままどこかに置いてきてしまう大雑把なタイプ。
Bくんが近くにきて遊びに手を加えることで、Aくんの遊びが脅かされてしまうことがトラブルの原因なのでした。
Aくんが特に集中している時間を見落とさないようにして、Bくんを始めとするAくんとは遊び方が反対の子たちの動きを大人に向けるようにしたり、居場所を離したりすることで、圧倒的にトラブルが減りました。
Bくんは痛い思いをすることはなくなりましたし、何よりAくんが悪者にされてしまうことも減りました。
パッとみただけではわからないこと、とかく一方が悪くなってしまいがちなことも、少しだけ時間を割いて観察することで解決することがたくさんあります。
色眼鏡で人をみないって大事なことです。
大人の世界でも子どもの世界でもそれは共通しています。