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266 楽しく大掃除

保育納めの日には園児とクラスを中心とした園内の大掃除をするのが恒例でした。

掃除は大人がすればいい…と子どもたちと大掃除をしない保育者もいましたが、幼児の年齢になればある程度の掃除はできるのではないかと思い、Guoぱんだは取り入れています。

 

今は文明の機器の発展もあり、自宅の大掃除を家族総出で行うことも少なくなりました。

Guoぱんだの家でも以前は家族みんなで年末に畳をあげたり、蜘蛛の巣払いをしたり、家中のありとあらゆるところを、小さい子どもといえど一人分と数えられ大掃除をしたものです。

懐かしい…

少なくなったみんなで行う大掃除も、こんな風に園で行うのもなかなかいいものですし、年の変わり目に大掃除をして新しい年を迎えるという風習も身についていくように思います。

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5歳児にもなると、自分で雑巾を絞れますし、3歳児ならば大人が絞った雑巾を渡せば拭き掃除は可能です。

自分のロッカーや靴箱など、まずは個人の空間を綺麗にしたら、次は園内へと範囲を広げても楽しいです。

ワックスがかかっていなければ床も存分に拭きます。

身体も動かせて、一石二鳥です。

「わー!!こんなに汚くなった!!」と、雑巾を真っ黒にすることに情熱を燃やす子も現れますので「ほんとだ!すごーい!よく汚いところを見つけたね」と共感すると、更に雑巾を真っ黒にしようと汚いところを探す姿もあります。

この必死さや、大人が思いつかない場所を見つけて得意げに報告する姿は、何回見ても面白く、大掃除が欠かせないものになる理由の一つでもあります。

中には尋常ではない汚れを雑巾につけてくる子がいて、後をそっとつけると玄関の土間部分をふいていました。

それはほぼ外なので、真っ黒になって当然ですね…

「えんちょうせんせー!ここすっごい汚いに!!」と自慢する子どもたち。

「ありがとう。きれいになったわ」とお礼を言う園長先生にホッとさせられました。

網戸も雑巾を真っ黒くするには良い場所です。

「わー!!」「きったな〜い!」と盛り上がりも見せます。

 

子どもが掃除をするのを嫌がる保育者は、床が濡れるとか、窓拭きをして水滴で余計に汚くなる…といったところが気になるようです。

床は最後に拭けばいいですし、多少寒いですが、バケツに水を入れてテラスを拠点とすれば多少のジャブジャブも許容範囲です。

また窓は保育者が担当してそこに一緒にいて、子どもが濡らしていったところを綺麗な雑巾で拭き取ればいいだけなのですけどね…

どうしてもやってほしくない部分は、はじめに子どもたちに理由を伝えておけばいいわけで、そこは子どもたちが約束を守ってくれると、信用してあげてほしいところです。

多少、後片付けが大変なところもありますが、これが子どもたちにとっては大きな経験になり、これからにつながっていくのだと子どもたちのために考えたいです。

 

さて、使用する雑巾は大人サイズでは子どもたちは扱いにくいです。

ですからGuoぱんだは子ども用の雑巾を子どもの人数分作っておきます。f:id:panda-mzlbk:20161217221210j:plainフェイスタオルを半分に切って4分の1にして縫います。普通の雑巾の半分のサイズです。✳︎小さい方が子ども用

ちょっとしたことで子どもたちにも使いやすくなり、大掃除がより楽しくなります。